「ゆうパックを送りたいけれど、重いし郵便局が遠い…。」
大きめな荷物を送る際に便利なゆうパック。しかし、荷物を郵便局まで運ぶのって結構大変ですよね。
そんな時に活用したいのが集荷サービスです。自宅まで荷物1個から取りに来てもらえるので、発送がかなり楽チンになります。
では、このゆうパックの集荷サービス、土日も対応しているのでしょうか。どのように依頼でき、何時から何時まで受け付けてもらえるのでしょう。
とても便利そうですが、いざ集荷サービスを利用するとなると、気になる点がいくつかありますよね。
そこで、依頼方法から依頼時間、土日の対応まで、集荷サービスについて丸ごと徹底解説します。
集荷サービスを上手に活用して、ゆうパックをラクラク送り届けましょう!
ゆうパックの集荷依頼の対応時間と依頼方法
重さ25kg以下、縦・横・高さの合計が170cm以下の荷物を送れるゆうパック。結構な重さと大きさになるので、自宅まで荷物を取りに来てもらえる集荷サービスはとても便利ですよね。
集荷の依頼方法は、電話かインターネットの2通り。冒頭でもお伝えした通り、荷物は1個から集荷してもらえます。
- 電話
- インターネット
※荷物1つから集荷可能
それでは早速、集荷サービスの受付時間と依頼方法の詳細を確認していきましょう。
電話による集荷依頼方法と受付時間
まずは、電話で集荷依頼する方法をご説明します。
郵便局へ集荷を依頼する際の専用電話番号は次の通りです。
- 集荷専用電話番号:(フリーダイヤル)0800-0800-111
※電話受付時間:9:00~19:00
※集荷受付時間:担当郵便局によって異なる
上記番号へ電話をかけ、次の手順に従って集荷を依頼してください。
- 集荷専用番号『0800-0800-111』へ電話をかける
- 音声案内に従って、お住まい(集荷依頼する住所)の郵便番号7桁を押す
⇒郵便番号を押すと、その地域の集荷を担当する郵便局につながります。 - 担当郵便局へ集荷を依頼する
担当郵便局へは、住所・氏名・電話番号・荷物の種別/個数・集荷希望日時といった依頼者情報を正確に伝えるようにしてくださいね。
- 住所
- 氏名
- 電話番号
- 荷物の種別・個数
- 集荷希望日時
尚、電話受付時間(電話がつながる時間)は9:00~19:00とされていますが、集荷受付時間は担当郵便局によって異なります。
電話がつながっても、お住まいの地域の担当郵便局によってはその日の集荷受付が終了してしまっている場合もあるので注意してください。
また、集荷専用電話番号はフリーダイヤルです。固定電話からかけても、スマートフォンからかけても無料なので、通話料を気にせず依頼できますよ。
インターネットによる集荷依頼方法と受付時間
続いて、インターネットで集荷依頼する方法をご説明します。
電話の場合、時間によってはつながらなくなってしまいますが、インターネットなら、24時間いつでも好きな時に集荷依頼できるので便利ですよね。
郵便局のホームページ『Web集荷サービスのお申込み』にアクセスし、下記の手順に従って集荷を依頼してください。
- 『Web集荷サービスのお申込み』にアクセスする
⇒『ゆうびんID』を持っていなくても、集荷依頼可能です。その際は、下記画面の『ゆうびんIDをお持ちでないお客さま』の直下、『今すぐ集荷依頼する』をクリックして依頼してください。
- 画面の指示に従い、『集荷先情報』を入力する
⇒氏名・電話番号・住所など - 画面の指示に従い、『集荷情報』を入力する
⇒集荷希望日・集荷希望時間帯・荷物の種別など - 『集荷申込み確認』画面に表示された内容を確認し、問題がなければ『登録』ボタンをクリックして集荷依頼する
⇒集荷依頼が完了すると『受付番号』が発行されます。集荷依頼の修正・取消の際に必要となりますので、画面を印刷するかメモに控えておくようにしてください。
インターネットによる集荷依頼方法は、『郵便局ホームページ』に詳しい説明が記載されています。ぜひ確認してみてくださいね。
尚、お住まいの地域によっては、インターネットによる集荷依頼ができない場合があります。
集荷申込み画面で、『申し訳ありません。お客さまが入力されました住所は現在、webでのお取り扱いができない場所になっております。』と表示された場合には、電話で依頼するようにしてください。
集荷受付時間と指定できる集荷希望時間帯
すでにご説明した通り、インターネットで集荷依頼する場合、画面上で集荷希望時間帯を指定することができます。
ただし、指定できる集荷時間帯の区分は、集荷を依頼する地域の郵便番号や集荷依頼の受付時間によって異なりますので注意してください。
Q.インターネットで集荷を申し込むと、いつ集荷にきてくれますか?
A.インターネット集荷のお申込みページで確認できます。
インターネットでの集荷のお申し込みができる時間帯については、受付支店・集配センターの所在地から集荷にうかがう場所までの所要時間により郵便番号単位で違います。
また、お申し込みの受付時間により、ご指定いただける集荷時間帯が異なります。
エリアによりインターネットでの集荷の申し込みができない場合があります。
まず、指定できる集荷時間帯は、集荷を依頼する地域の郵便番号によって次の2種類に分けられています。
集荷時間帯が4区分 | 集荷時間帯が2区分 |
---|---|
8:00~13:00 13:00~15:00 15:00~17:00 17:00~19:00 |
8:00~13:00 13:00~19:00 |
例えば、東京都千代田区外神田(〒101-0021)の集荷時間帯は4区分から、福島県南会津郡檜枝岐村(〒967-0525)の集荷時間帯は2区分から指定するように設定されていますよ。
- 〒101-0021
東京都千代田区外神田:集荷時間帯4区分から指定可 - 〒967-0525
福島県南会津郡檜枝岐村:集荷時間帯2区分から指定可
さらに、集荷受付時間と指定できる集荷時間帯は次の通り定められています。
集荷時間帯が4区分の場合 | |
---|---|
集荷受付時間 | 指定できる集荷時間帯 |
7:00まで | 当日 8:00~13:00 13:00~15:00 15:00~17:00 17:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
7:00~12:00まで | 当日 13:00~15:00 15:00~17:00 17:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
12:00~14:00まで | 当日 15:00~17:00 17:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
14:00~16:00まで | 当日 17:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
集荷時間帯が2区分の場合 | |
---|---|
集荷受付時間 | 指定できる集荷時間帯 |
7:00まで | 当日 8:00~13:00 13:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
7:00~12:00まで | 当日 13:00~19:00 翌日以降の時間帯 |
集荷時間帯は『指定なし』を選択することもできますが、上記それぞれの最終受付時間(4区分の場合16:00、2区分の場合12:00)を過ぎてしまうと翌日の集荷となってしまいますので要注意。
当日に集荷して欲しい場合には、なるべく午前中に依頼することをオススメします。
箱やラベルも依頼可能
ゆうパックを送りたいけれど、ちょうどいい大きさの箱やラベル(伝票)が手元にないことってありますよね。そんな時、実は集荷の際に梱包用の箱やラベルを一緒に持ってきてもらうことも可能なんですよ。
郵便局ホームページに次のQ&Aが記載されています。
Q.集荷の際に箱やラベルを持ってきてもらえますか?
A.可能です。ただし、集荷依頼する際にご相談をお願いします。
上記の通り、箱やラベルが必要な場合は、その旨を必ず集荷依頼する際に伝えてください。
インターネットで集荷依頼する際は、次の通り画面上でラベルの要否、梱包資材の要否が指定できますよ。
ちなみに、郵便局では、箱や袋、お酒用パック、スキーやゴルフ用のカバーなど、ゆうパック専用の様々な包装用品が取り扱われています。
- 箱・袋
- お酒用パック
- カバー(スキー・スノボー・ゴルフ用など)
ゆうパック専用の包装用品については、『郵便局ホームページ』に詳しく記載されています。ラベルや箱、カバーなど必要なものがある場合には、集荷依頼の際にお願いして持参してもらってくださいね。
注意!梱包作業は依頼できない
ただし、集荷の際に梱包用の箱や袋を持ってきてもらっても、郵便局の方に梱包作業まではお願いすることができませんので注意してください。
郵便局ホームページにも、次の通り記載されています。
Q.ゆうパックを集荷依頼した際又は郵便局へ持ち込んだ際に荷物を梱包してもらえますか?
A.集荷の際又は郵便局へお持ち込みされた際の梱包は行っておりません。お客さまご自身で梱包していただく必要がございます。
なお、梱包していただく際は、運送に適するように荷造りしていただきますよう、お願いします。
(トラック等自動車での運送による振動等が想定されますので、緩衝材を入れる等内容品に適した梱包をお願いします。)
集荷の際に箱を持ってきてもらう場合には、すぐに梱包ができるよう荷物をしっかりまとめておきましょう。
元払いでも着払いでも集荷依頼可能
ちなみに、ゆうパックは、元払いでも着払いでも集荷してもらうことができますよ。
- 元払い・着払いともに集荷依頼可能
集荷依頼する際に、元払いなのか着払いなのかを伝えておきましょう。
インターネットから集荷依頼する際は、次の通り画面上で指定できます。
ゆうパックを元払いする場合は、集荷の際に荷物を計測し、その場で送料を支払います。送料は、現金はもちろん切手でもお支払い可能。さらに、現金と切手を併用することもできます。
- 現金払い
- 切手払い
- 現金と切手の併用払い
尚、ゆうパックの縦・横・高さの3辺の長さの合計によって送料が変わります。
『郵便局ホームページ』で送料計算ができるので、事前に計算しておくと集荷の際にスムーズにお支払いができますよ。
また、ゆうパックを着払いする場合は、集荷時のお支払いはありません。集荷に来てくれた局員にゆうパックを渡し、控え伝票を受け取るだけでOKです。
ゆうパックの送り方・料金については『【ゆうパックの送り方】正しい出し方とかかる送料を紹介|ゆうパックの割引を使い倒そう!』の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
ゆうパックは土日・祝日も集荷に対応している?
自宅までゆうパックを取りに来てもらえる集荷サービス。重いゆうパックをわざわざ郵便局へ運ぶ手間が省けて、とても便利ですよね。
しかし、ひとつネックになるのが、集荷してもらうためには必ず依頼した時間に在宅していなければならない、ということ。
すでにご説明した通り、指定できる集荷時間帯は8:00~13:00、13:00~15:00などとなっていて、かなり時間に幅があります。そのため、ある程度余裕のある日でなければ、なかなか依頼しにくいもの。
となると、仕事などで平日時間が取れない場合には、土日・祝日の対応が気になるところですよね。
集荷サービスは、土日・祝日も行われているか確認していきましょう。
ゆうパックの集荷は土日・祝日もOK
結論から言うと、ゆうパックの集荷は土日・祝日も行われています。
- ゆうパックの集荷:土日・祝日も対応
郵便局ホームページ『よくあるご質問・お問い合わせ』に記載の通り、ゆうパックは、日・祝日にも配達されているサービスのひとつ。そのため、集荷も平日同様に行われているのです。
もちろん、集荷依頼方法も平日と同じです。電話(0800-0800-111)やインターネットの『Web集荷サービスのお申込み』から依頼してくださいね。
ゆうパックの集荷を依頼した場合の料金
「集荷を依頼すると、手数料はかかる?」
ゆうパックをわざわざ自宅に取りに来てもらうので、確かに手数料の有無も気になるところですよね。
そこでここからは、ゆうパックを集荷依頼した場合の料金を確認していきましょう。
集荷サービスは無料
郵便局ホームページに次のQ&Aが記載されています。
Q.集荷サービスは有料ですか?
A.集荷サービス(ゆうパック、レターパックプラス、EMS、国際小包)は無料で行っています。
つまり、ゆうパックの集荷サービスは無料で利用できるんです。
- ゆうパックの集荷サービス:無料
荷物1個から集荷してもらえて、その上、手数料も一切かからないなんて、かなり便利でお得なサービスですよね。
窓口持込なら120円割引
ゆうパックにはいくつかの『割引制度』があり、実は、自分で窓口にゆうパックを持ち込むと、1個につき120円の割引が適用されます。
もちろん、着払いゆうパックの場合も同様で、120円引かれた金額が受取人へ請求されますよ。
- 窓口持込:ゆうパック1個につき120円割引
そのため、集荷サービスは無料で利用できますが、窓口へ持ち込んだ場合と比べると、実質的に送料が高くなってしまいます。
郵便局に集荷を依頼できるサービスとできないサービス
「これも集荷してもらえたら便利なんだけど…。」
郵便局には様々な郵送サービスがあるので、ゆうパック以外にも集荷依頼したい場合ってありますよね。
しかし、残念ながら全ての郵送サービスが集荷対象とされている訳ではないんです。
そこで、集荷を依頼できるサービスと依頼できないサービスを、下記の表でしっかり把握しておきましょう。
集荷依頼できるサービス | 集荷依頼できないサービス |
---|---|
ゆうパック | 定形郵便物 |
重量ゆうパック | 定形外郵便物 |
チルドゆうパック | ミニレター(郵便書簡) |
空港ゆうパック | ゆうメール |
ゴルフゆうパック | ゆうパケット |
スキーゆうパック | スマートレター |
レターパックプラス | レターパックライト |
EMS(国際スピード郵便) | 国際eパケット |
国際小包 | 国際eパケットライト |
基本的には、大きな荷物を送れるゆうパックと海外へ送るEMS、レターパックプラスが集荷の対象となるサービスです。いずれも無料で集荷してもらえますよ。
一方、定形・定形外郵便物などの普通郵便、小さい荷物を安く送れるゆうメール、クリックポスト、レターパックライトなどは集荷の対象外となりますので注意しましょう。
コンビニでもゆうパックを発送可能!
「ゆうパックを送りたいけれど、郵便局が遠い…。」
そんな時、近くにコンビニはありませんか?
ゆうパックは、郵便窓口の他、日本郵便株式会社と提携しているコンビニから差し出すことができるんですよ。
もしかしたら、近くのコンビニでラクラク発送できるかもしれません。
そこで最後に、ゆうパックを取り扱っているコンビニについて詳しく確認していきましょう。
ゆうパックが発送できるコンビニ
郵便局ホームページの『よくあるご質問・お問い合わせ』に記載の通り、日本郵便株式会社と提携しているコンビニは次の4店舗です。
- ローソン
- ローソン100
- ミニストップ
- セイコマート
上記いずれかのコンビニへゆうパックを持っていけば、簡単に発送できますよ。コンビニなら、365日・24時間営業している店舗も多いので便利ですよね。
「近くに対象のコンビニがあるか分からない…。」
そんな場合でも大丈夫!郵便局ホームページで、ゆうパックを取り扱っているコンビニを検索できますよ。ぜひ、確認してみてくださいね。
コンビニでも持込割引適用
ゆうパックには下記3つのお得な割引制度があります。
- 持込割引
⇒荷物を窓口へ持ち込むと、1個につき120円割引 - 同一あて先割引
⇒1年以内に同じあて先にゆうパックを送る場合、1個につき60円割引
※ゆうパックラベルの控えが必要 - 複数口割引
⇒あて先が同一のものを同時に2個以上送る場合、1個につき60円割引
実は、この3つの割引、コンビニからゆうパックを発送する際にも全て適用となるんですよ。
そのため、近くにゆうパックを取り扱っているローソンやミニストップ、セイコマートがあれば、集荷依頼するよりもお得で効率的!
コンビニからゆうパックを送れば、持込割引によって送料が120円安くなりますし、さらに、集荷に来てもらう場合のように自宅でじっと待っている必要もありません。
「ゆうパックを送りたいけれど、郵便局が遠い…。」
そんな時は、集荷依頼する他、コンビニを利用することも検討してみてはいかがでしょうか。
ゆうパックが送れるコンビニや発送方法は『ゆうパックが送れるコンビニまとめ|事前に準備することや料金を解説』の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
ゆうパック集荷サービスまとめ
最大で25kgまで送れるゆうパックは、便利なものの、郵便局まで運ぶのが一苦労。そんな時は、電話やインターネットから簡単に集荷依頼することができます。
集荷を申し込んだら、後は指定した時間に自宅で待っているだけでOK!ラベルや梱包用の箱が無い場合でも、依頼時に相談すれば一緒に持ってきてもらえますよ。
さらに、集荷サービスは手数料0円。土日・祝日も関係なく集荷してもらえるので、とても便利ですよね。
「郵便局が遠い。」「ゆうパックが重すぎる。」
そんな時は、ぜひ集荷サービスを利用して、ゆうパックをラクラク発送してしまいましょう!
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