「送料を1円でも安く抑えたい!」
「簡単に発送したい!」
そんな時、小さくて軽めのものであれば、定形外郵便物での発送が便利です。
定形外郵便物の条件に当てはまれば、全国どこへ送ってもかなり格安に、しかも、郵便局だけでなく最寄りのコンビニからも簡単に送ることができますよ。
そこで、定形外郵便物の送り方を徹底解説!
さらに、発送にかかる料金、発送する前に押さえておきたい注意点など、定形外郵便物について丸ごとを詳しくご説明します。
定形外郵便物をしっかりマスターして、郵便局やコンビニからお得に便利に発送してしまいましょう!
定形外郵便とは?知っておきたい基礎知識
『定形外郵便物』とは、日本郵便が提供しているサービスの一つ。下記の通り、サイズと重さによって『規格内』と『規格外』の2つに分類されます。
定形外郵便物 | 規格内 | 規格外 |
---|---|---|
重さ | 1kg以内 | 4kg以内 |
サイズ(最大) | 縦34cm×横25cm×厚さ3cm | ①縦:60cm ②『縦+横+厚さ』が90cm ※①・②の両方を満たす |
サイズ(最小) | ①円筒形または似た形のもの (円形部分直径:3cm、筒の長さ:14cm以上) ②①以外で縦14cm×横9cm |
定形外郵便物は、上記の規定サイズに収まるものであれば、星型・ハート型・魚型など、長方形でない郵便物でも発送可能。
さらに、『信書』も送れるかなり便利なサービスなんですよ。
- 長方形以外の郵便物:OK
(例)星型・ハート型・魚型など - 信書:OK
尚、『日本郵便公式ホームページ』に記載の通り、定形外郵便物で送れないものは次の通りです。
- 『爆発性・発火性・その他の危険性のある物』で総務大臣が指定するもの
- 毒薬・劇薬・毒物および劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師または毒劇物営業者が差し出すものを除く。)
- 生きた病原菌および生きた病原体を含有し、または生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師または獣医師が差し出すものを除く。)
- 法令に基づき移動または頒布を禁止された物
- 人に危害を与えるおそれのある動物(学校または試験所から差し出され、またはこれにあてるものを除く。)
「これって送れなかったの!?」そんな事態にならないよう、定形外郵便物で送れないものについてもしっかりと把握しておきましょう。
定形外郵便の送り方|郵便局編
定形外郵便物の基礎知識を押さえたところで、早速、送り方を確認していきましょう。
冒頭でもお伝えした通り、定形外郵便物は郵便局やコンビニから発送できますよ。
- 郵便局
- コンビニ
郵便と言えば、やはり王道は郵便局。そこでまずは、郵便局から定形外郵便物を送る方法についてご説明していきます。
- 荷物を梱包する。
⇒梱包材に規定はありません。切手が貼れて、宛て先・送り主が書ければ、段ボール・ビニール袋・紙袋など、どんなものでもOK。 - 外装に宛て先・送り主を書く。
⇒宛て先・送り主は、サインペンなどで直接書いても、別の紙に書いて貼り付けてもOK。 - 重さを量り、切手を貼る。
⇒重さが分からない場合は、郵便局で量ってもらいましょう。 - 郵便局へ差し出す。
たった4STEPで簡単に発送できますよ。
尚、郵便物の重さが分からない場合には、切手を貼らずに郵便局へ持っていきましょう。窓口で重さを量ってくれるので、必要な送料を支払えば発送完了です。
定形外郵便の送り方|コンビニ編
続いては、コンビニから定形外郵便物を送る方法について確認していきましょう。
郵便局が近くに無い場合や営業時間内に郵便局へ足を運べないような場合には、最寄りのコンビニを利用すると便利です。
コンビニ内に設置してあるポストへ、いつでも都合のよい時に定形外郵便物を投函できますよ。
- 荷物を梱包する。
⇒梱包材に規定はありません。切手が貼れて、宛て先・送り主が書ければ、段ボール・ビニール袋・紙袋など、どんなものでもOK。 - 外装に宛て先・送り主を書く。
⇒宛て先・送り主は、サインペンなどで直接書いても、別の紙に書いて貼り付けてもOK。 - 重さを量り、切手を貼る。
※必ず自分で重さを量り、必要な切手を貼ってください。 - コンビニ店内に設置のポストへ投函する。
多くのコンビニでは切手も販売されています。コンビニで切手を買って、そのままポストへ投函できるのでとても便利ですよね。
ただし、コンビニでは、郵便物の重さを量ってもらうことはできませんので注意してください。
- コンビニ:定形外郵便物の計測不可
定形外郵便物をコンビニのポストへ投函する場合には、必ず自分で重さを量り、必要な切手代を割り出しておいてくださいね。切手代が分からない場合には、郵便局へ差し出すようにしましょう。
定形外郵便物を送れるコンビニ・送れないコンビニ
ちなみに、コンビニならどの店舗でも定形外郵便物が送れるという訳ではありませんので要注意!
すでにご説明した通り、定形外郵便物を送れるのは、店内にポストが設置されているコンビニのみなんです。
送れるコンビニ | 送れないコンビニ |
---|---|
ローソン ミニストップ ローソンストア100 |
セブン-イレブン ファミリーマート ポプラ スリーエフなど |
ローソン・ミニストップ・ローソンストア100の3社は、店内にポストの設置があることをホームページ上で明記していますよ。
ほとんどの店舗が24時間営業となっているので、早朝や深夜など、郵便局が閉まっている時間でも投函できてとても便利ですよね。
急ぎの定形外郵便物は郵便窓口へ
定形外郵便物を送れる便利なコンビニですが、コンビニ内のポストは集荷回数の少ないことが難点。
- ローソンの集荷:1日2回
- ミニストップの集荷:1日1回
いつでも投函は可能ですが、その日の集荷時間に間に合わなければ、翌日の配達となってしまいます。
そのため、速達など急いで定形外郵便物を送りたい場合は、最寄りの郵便窓口へ差し出すことをオススメします。
また、定形外郵便物のサイズによっては、コンビニのポストに入らない場合があります。店頭では預かってもらえませんので、その場合も郵便窓口へ差し出すようにしてくださいね。
郵便窓口の時間に間に合わなくてもゆうゆう窓口が開いている可能性があります。
詳しくは『ゆうゆう窓口とは?窓口でできることや営業時間を解説!』の記事にて解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
定形外郵便を発送する前に注意しておきたいこと
定形外郵便物を郵便局とコンビニから送る方法を押さえたところで、ここからは、定形外郵便物を発送する前の注意点についてご説明します。
- 追跡サービスの付帯なし
- 万が一事故が起きても補償なし
- 日曜日・祝日の配達なし
発送後にトラブルにならないよう、しっかりと確認しておきましょう。
定形外郵便は追跡サービスの付帯なし
定形外郵便物には、郵便物の配送状況を随時確認できる追跡サービスが付帯されていませんので注意してください。
- 定形外郵便物:追跡サービス付帯なし
そのため、受取人から「郵便物が届かない!」などといったクレームがきても、定形外郵便物が今どこにあるのか確認する術がなく、大きなトラブルにつながってしまう場合があります。
定形外郵便物に追跡サービスを付帯させたい場合は、『特定記録』や『書留』などのオプションを付けて送るようにしましょう。
特定記録郵便については『特定記録郵便の正しい出し方や料金を解説|追跡や簡易書留の違いもわかりやすく紹介』の記事にて詳しく解説しています。
万が一事故が起きても補償なし
日本郵便公式ホームページ『郵便物等の損害賠償制度』に記載の通り、定形外郵便物は、配達完了までに万が一事故が起こっても、一切補償されませんので注意してください。
- 定形外郵便物:損害賠償の対象外
そのため、大切なもの、高価なものを送る場合は、定形外郵便物に『書留』のオプションを付けることをオススメします。
書留なら、万が一、郵便物が壊れたり届かなかった場合でも、原則として差し出しの際に申し出た損害要償額の範囲内で実損額を賠償してもらえますよ。
さらに、追跡サービスも利用できるので、定形外郵便物をより安心して送れます。
日曜日・祝日の配達なし
原則、定形外郵便物の配達は、日曜日・祝日には行われていませんので注意してください。
- 定形外郵便物:日・祝日の配達なし
そのため、定形外郵便物を差し出したタイミングによっては、宛て先への到着がかなり遅れてしまう場合も。
日曜日・祝日でも配達してもらいたい場合や急いで送り届けたい場合には、定形外郵便物に『速達』のオプションを付けることをオススメします。速達なら、通常よりも半日から1日程度早く配達してもらえますよ。
また、前項でご説明した『書留』も日曜日・祝日も休まず配達されているサービスです。書留なら、補償と追跡サービスも付帯されるので、より安心して送ることができますよね。
定形外郵便を送るときにかかる料金
定形郵便物の送り方、送る際の注意点を把握したら、定形外郵便物をマスターするまでもう少し。最後の総仕上げに、定形外郵便物の送料について確認しておきましょう。
すでにお話した通り、定形外郵便物は、サイズと重さによって『規格内』と『規格外』の2つに分類されます。
定形外郵便物 | 規格内 | 規格外 |
---|---|---|
重さ | 1kg以内 | 4kg以内 |
サイズ(最大) | 縦34cm×横25cm×厚さ3cm | ①縦:60cm ②『縦+横+厚さ』が90cm ※①・②の両方を満たす |
サイズ(最小) | ①円筒形または似た形のもの (円形部分直径:3cm、筒の長さ:14cm以上) ②①以外で縦14cm×横9cm |
そして、『定形外郵便物の送料』は、上記表の条件に合致する郵便物のうち、重さによって次の通り金額が定められていますよ。
郵便物の種類 | 重さ | 切手の料金 |
---|---|---|
定形外郵便物(規格内) | 50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 | |
150g以内 | 205円 | |
250g以内 | 250円 | |
500g以内 | 380円 | |
1kg以内 | 570円 | |
2kg以内 | 取扱い無し | |
4kg以内 | ||
定形外郵便物(規格外) | 50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 | |
150g以内 | 290円 | |
250g以内 | 340円 | |
500g以内 | 500円 | |
1kg以内 | 700円 | |
2kg以内 | 1,020円 | |
4kg以内 | 1,330円 |
このように、定形外郵便物の送料を決めているのは郵便物のサイズと重さです。
- サイズ
- 重さ
サイズと重さが同じなら、距離に関係なく一律料金なので、遠方に送る場合にも安心して利用できますよね。
ただし、定形外郵便物が重くなると、金額が一気に上がってしまうという点に要注意!
安さと手軽さが魅力の定形外郵便物ですが、その魅力を最大限に発揮できるのは、主に小さくて軽めのものを発送する場合です。
重さがある場合は、他の郵送サービスも検討してみましょう。
定形外郵便の送り方まとめ
小さくて軽めの郵便物を安く手軽に送りたい場合は、定形外郵便物が相性抜群です。
既定サイズに梱包し、郵便物の重さを量って必要な切手を貼ったら、後は最寄りの郵便局やコンビニへ差し出すだけ!送り方もいたって簡単ですよね。
尚、定形外郵便物をコンビニのポストへ投函する場合は、ローソン・ミニストップ・ローソンストア100のいずれかの店舗を利用してくださいね。
また、コンビニでは定形外郵便物を店頭で預かってもらったり、重さを計測してもらうことはできませんので要注意!
定形外郵便物が大きくてコンビニのポストに入らない場合、定形外郵便物の切手代が分からない場合には、郵便窓口へ差し出すようにしてください。
定形外郵便物の送り方をしっかりマスターして、お得に便利に活用していきましょう!
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