日本郵便から提供されている、レターパック。専用封筒を使用し、4kgまでの荷物を全国一律料金で安価に送れる便利な郵送サービスです。
「ところで、レターパックってどうやって送ればいいの?」
指定された専用封筒を使わなければならないし、レターパックプラスとレターパックライトの2種類もある…。
どこで専用封筒を入手し、どのように使い分け、どうやって送るのか、レターパックを使いたいものの、いろいろ疑問があってちょっと戸惑ってしまいますよね。
そこで、レターパックについて詳しくご説明します。送り方や送料、送る際の注意点など、レターパックを徹底解説!丸ごと把握して、レターパックをスマートに使いこなしましょう!
レターパックの基礎知識
冒頭でもお伝えした通り、日本郵便が提供するレターパックは、少し重さや厚さのある荷物を送る際に相性抜群の郵送サービスです。
具体的にはどのようなサービス内容で、どのようなものが送れるのでしょうか。まずは、レターパックの基礎知識を深めるため、下記項目について詳しく探っていきましょう。
- レターパックの種類
- レターパックで送れるもの・送れないもの
それでは、一つずつご説明します。
レターパックの種類
レターパックには、サービス内容の異なるレターパックプラスとレターパックライトの2種類があります。
- レターパックプラス
- レターパックライト
まずは、それぞれの特徴と違いを下記の表で比較していきましょう。
比較項目 | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|
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|
送料 | 全国一律510円 | 全国一律360円 |
サイズ | 34cm×24.8cm (A4ファイルサイズ) |
34cm×24.8cm (A4ファイルサイズ) |
重量制限 | 4kg以内 | 4kg以内 |
厚さ制限 | なし | 3cm以内 |
発送方法 | 郵便窓口ポスト投函集荷 | 郵便窓口ポスト投函 |
配達方法 | 対面配達 ※受領印または署名が必須 |
郵便受け配達 |
追跡サービス | 付帯 | 付帯 |
日・祝日の配達 | あり | あり |
出典:日本郵便ホームページ
レターパックプラスとレターパックライトは、共通して、A4ファイルサイズ、重さ4kg以内の荷物を送ることができ、さらに『郵便追跡サービス』が付いた安心の郵送方法です。
また、通常の手紙やハガキは月曜日から土曜日までの配達となりますが、日本郵便『よくあるご質問・お問い合わせ』に記載の通り、レターパックは日曜・祝日にもしっかりと配達されますよ。
そして、表を見ると分かる通り、レターパックプラスとレターパックライトは、下記4つのサービス内容が異なります。
- 送料
- 厚さ制限の有無
- 発送方法
- 配達方法
上記の中で、まず注目したいポイントが厚さ制限の有無。
厚さ3cmまでと制限のあるレターパックライトに対し、レターパックプラスは無制限!
そのため、重さ4kg以内でレターパックプラス専用封筒の封を閉じることができれば、どれだけ分厚いものでも発送可能なんです。
厚手のセーターやページ数の多いカタログなどもOK!レターパックプラスで、全国一律510円とお得に発送できますよ。
また、配達方法の違いも注目ポイントです。
レターパックプラスは、対面配達で受取人の受領印(または署名)が必要となる安心・安全の配達方法。一方、レターパックライトは、郵便受けまでの手軽な配達方法です。
用途に合わせて使い分けられるという点もとても便利ですよね。
尚、レターパックプラスの受取人が不在の場合、また、レターパックライトが郵便受けに入らない場合には、どちらも不在配達通知書が投函され、レターパックは配達を行う郵便局へ持ち戻りとなります。
レターパックライトやレターパックプラスの追跡方法については『レターパックライトやレターパックプラスの追跡方法|それぞれの違いや番号の確認方法も解説!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
レターパックで送れるもの・送れないもの
「レターパックって、具体的にはどんなものが送れるの?」
4kg以内の少し重めの荷物もお得に送れるレターパックですが、規定サイズ内であればどんなものでも送れるという訳ではありません。
レターパックを正しく利用するために、続いては、レターパックプラスとレターパックライト、それぞれで送れるもの・送れないものについて確認していきましょう。
レターパックプラスで送れるもの
まず、レターパックプラスで送れるものは次の通りです。
- 信書(証明書や請求書など)
- カード類(免許証など)
- 本・雑誌
- カタログ類
- CD・DVD・ブルーレイ
- チケット類
- ゲーム
- おもちゃ
- ぬいぐるみ
- 時計
- 化粧品
- 洋服(厚手のセーターなどもOK)
- 靴
- 食品
- 商品券・図書カードなど
すでにご説明している通り、レターパックプラスは、専用封筒の厚さに制限が無いので、厚手のセーターや靴、ページ数の多いカタログなども発送可能ですよ。
また、請求書や証明書などの信書も送ることができます。
レターパックライトで送れるもの
続いて、レターパックライトで送れるものは次の通りです。
- 信書(証明書や請求書など)
- 本・雑誌
- CD・DVD・ブルーレイ
- チケット類
- ゲーム
- おもちゃ
- ぬいぐるみ
- 時計
- 化粧品
- 洋服(薄手のもの)
- 食品
- 商品券・図書カードなど
レターパックライトは、専用封筒の厚さが3cmまでと制限があるので、厚みのない荷物の発送に利用しましょう。レターパックプラス同様に、請求書や証明書などの信書も送ることができますよ。
レターパックプラス・レターパックライトで送れないもの
日本郵便ホームページ『レターパックご利用の条件』及び『よくあるご質問・お問い合わせ』に記載の通り、レターパックで送れないものは次の通りです。
尚、送れないものの条件は、レターパックプラスもレターパックライトも同じですよ。
- 現金
- 貴金属等の貴重品
- 爆発物・毒劇物等の危険物
- ガラスや陶磁器などの割れ物
- 精密機械などの壊れ物
- 生もの・ペットなどの生き物
- 芸術作品等代替品の入手が困難なもの
上記のように、レターパックでは、現金や貴重品、危険物や生ものなどは送れませんので注意してください。
レターパック・クリックポスト・ゆうパケット・ゆうメールの違い
ところで、日本郵便ではクリックポスト以外にも、小さな荷物をお得に便利に発送できるサービスがいくつかありますよね。類似した主なサービスは次の通りです。
せっかくなら、上記4つの似通ったサービスを、用途に合わせて上手に使い分けていきたいものです。
そこでここからは、レターパック・クリックポスト・ゆうパケット・ゆうメールの違いについて確認していきましょう。
それぞれの主なサービスの特徴は、下記の表を参考にしてくださいね。
比較項目 | レターパック | クリックポスト | ゆうメール | ゆうパケット |
---|---|---|---|---|
送料 | プラス:510円 ライト:360円 |
全国一律185円 | 全国一律180円~ ※荷物の重量によって変動 |
全国一律250円~ ※荷物の厚さによって変動 |
サイズ | 34cm×24.8cm (専用封筒) |
長辺34cm以内 短辺25cm以内 |
長辺34cm以内 短辺25cm以内 |
長辺34cm以内 3辺合計60cm以内 |
厚さ制限 | プラス:無制限 ライト:3cm以内 |
3cm以内 | 3cm以内 | 3cm以内 |
重量制限 | 4kg以内 | 1kg以内 | 1kg以内 | 1kg以内 |
信書送付可否 | 可 | 不可 | 不可 ※冊子とした印刷物・電磁的記録媒体のみ送付 |
不可 |
追跡サービス | あり | あり | なし | あり |
補償 | なし | なし | なし | なし |
1kg以上の荷物や信書を送るならレターパック
上記の表をみると分かり通り、レターパック以外のサービスでは、重さ1kgまでの制限があります。
- レターパック:4kg以内
- その他のサービス:1kg以内
そのため、1kgを超え4kg以内の荷物を送る場合には、レターパックが最適。
さらに、厚みが3cm以内であればレターパックライト、3cmを超える場合はレターパックプラスを利用しましょう。
また、上記サービスの中で、唯一レターパックのみ信書を送ることができます。物品と一緒に請求書や手紙などを同封する場合もレターパックを利用しましょう。
1kg以内の荷物をお得に送るならクリックポスト
クリックポストとは、厚さ3cm以内・長辺34cm以内・短辺25cm以内・重さ1kg以内の小さな商品を全国一律185円で送れる郵送サービスのこと。
クリックポストは、一律185円と送料が格安な上、追跡サービスも付帯されているので、「お得に、安心して送りたい!」という場合に相性抜群ですよ。
尚、クリックポストで送れないものは次の通り。
- 現金
- 信書
- 宝石などの貴重品
- 爆発物・毒劇物等の危険物など
上記以外のものであれば、基本的にどんなものでも発送可能!安く安心して送りたい場合には、ぜひクリックポストを検討してみてくださいね。
ただし、クリックポストは、利用する前にいくつかの事前登録があり、パソコンやプリンターなどを使って宛て名ラベルを随時自分で作成する必要があります。
さらに、送料の支払いもオンライン決済となり、クレジットカードを持っていることが必須です。
- 事前登録
⇒『Yahoo! JAPAN ID』の取得・『Yahoo!ウォレット』の利用登録
または
⇒『Amazonアカウント』の取得と『Amazon Pay』の利用登録 - 宛て名ラベル作成・印刷
⇒原則、パソコン(またはスマホ)・プリンター・インターネット環境が必須 - オンライン決済
⇒送料の支払い方法が『Yahoo!ウォレット』または『Amazon Pay』によるクレジットカード決済のみとなるためクレジットカードが必須
事前登録などを面倒に感じたり、パソコンやプリンター、クレジットカードなどの使用環境が整わない場合には、次の項でご説明するゆうパケット・ゆうメールなどがオススメですよ。
1kg以内の荷物を手軽に送るならゆうパケット
ゆうパケットとは、厚さ3cm以内、長辺34cm以内、3辺(厚さ・長辺・短辺)の合計が60cm以内で、重さ1kg以内の小さな商品をお得に送れる郵送サービスのこと。
ゆうパケットの送料は、荷物の厚さによって次の3段階に設定されています。
- 厚さ1cm:250円
- 厚さ2cm:300円
- 厚さ3cm:350円
また、ゆうパケットは下記の専用宛て名ラベルを使用しますよ。郵便窓口でもらえるので、事前に準備しておくと便利です。
ゆうパケットは発送方法の手軽さが一番の魅力。荷物に必要事項を記入した宛て名ラベルと切手を貼ったら、後は最寄りの郵便ポストへ投函するだけ。
さらに、追跡サービスも付帯されているので、クリックポストより送料はかかるものの「楽に、安心して送りたい!」という場合に相性抜群ですよ。
尚、ゆうパケットで送れないものは次の通り。
- 現金
- 信書
- 宝石などの貴重品
- 爆発物・毒劇物等の危険物など
1kg以内の小さな荷物を、手軽に安心して送りたい場合には、ぜひゆうパケットも検討してみてくださいね。
1kg以内の本やCDに補償などを付けて送るならゆうメール
ゆうメールとは、長辺34cm以内・短辺25cm以内、厚さ3cm以内で、重さ1kg以内の冊子とした印刷物やCD・DVDなどを安価に送れる郵送サービスのこと。
ゆうメールの送料は、荷物の重さによって次の4段階に設定されています。
- ~150g:180円
- ~250g:215円
- ~500g:300円
- ~1kg:350円
『日本郵便ホームページ』に記載の通り、ゆうメールの一番の特徴は送付可能な荷物が限定されていること。次の通り、冊子とした印刷物や電磁的記録媒体のみとなっていますよ。
- 書籍
- 雑誌
- 商品カタログ
- 会報
- 各種マニュアル類
- CDやDVD等(電磁的記録媒体)
- コイル状の金具でとじたカレンダーなど
ゆうメールの送り方もいたって簡単なんです。本やCDを規定サイズに梱包し、封筒などの外装に『ゆうメール』の文字と宛て名を書いて、切手を貼る。
後は、封筒の一部に切り込みを入れて、最寄りのポストへ投函するだけと、とても手軽ですよね。
そして、ゆうメールのもう一つの特徴が、速達や書留、代金引換などのオプションを付加できること。
「簡易書留を付けて大切に送りたい!」「代金引換で送りたい!」など、本やCDなどに何らかのオプションを付けて送りたい場合には、ぜひゆうメールも検討してみてくださいね。
尚、ゆうメールに付加できるオプションサービスは、『日本郵便ホームページ』に詳しく記載されていますよ。
代金引換については『代引きとは?代金引換と着払いの違いを解説|代引きの送り方を知っておこう!』の記事でも詳しく解説しています。
ゆうメールの送り方については『【ゆうメールの送り方】正しい出し方や送料を解説|ゆうメールは簡単に出せる!』の記事で詳しく解説しています。
レターパックの正しい送り方
レターパックの基礎知識を深めたところで、ここからはレターパックの正しい送り方をご説明します。
レターパック専用封筒に荷物を梱包したら、後は最寄りの郵便ポストへ投函するだけと送り方はとても簡単ですよ。
それでは、早速詳しく確認していきましょう。
- レターパック専用封筒を購入する。
⇒レターパックプラス(510円)
⇒レターパックライト(360円)
- レターパック専用封筒に宛て名を書いて荷物を梱包する。
- 封筒の中央より下側にある『ご依頼主様保管用シール』を剥がす。
※シールに追跡番号が印字されています。
追跡サービスを利用する際に必要となるため、大切に保管しておきましょう。 - ポスト投函または郵便窓口へ差し出す。
⇒ポストに入らない場合は郵便窓口へ差し出してください。
※レターパックプラスは集荷依頼も可能
尚、レターパックプラス・レターパックライトは、どちらも着払いとして送ることはできませんので注意してください。
- レターパック:着払い不可
荷物を着払いで送りたい場合は、下記いずれかのサービスを利用してくださいね。
- ゆうパック
- ゆうパケット
- ゆうメール
また、ポスト投函可能なレターパックですが、投函口が小さかったり、レターパックプラスが分厚い場合などにはポストに入らないことも。その場合は、郵便窓口へ差し出してください。
専用封筒の入手方法
ちなみに、レターパックの専用封筒は、下記の場所で購入可能です。
- 郵便窓口
- コンビニなどの郵便切手類販売所
- 『郵便局のネットショップ』
尚、レターパックはコンビニで購入可能ですが、店舗によっては取り扱っていない場合もあるので注意してください。
Q.レターパックはコンビ二でも売っていますか?
A.レターパックは、当社と郵便切手類販売の委託業務を契約しているコンビニエンスストアで取り扱っています。
ただし、各店舗によりお客さまニーズの高いものを取り揃えていますので、取り扱いがない場合もあります。
ご購入の際には当該店舗におたずねいただくか、又はお近くの郵便局をご利用ください。
具体的には、次のようなコンビニでレターパックを購入できますよ。購入する際は、事前にレターパックの取り扱いがあるか、利用する店舗に確認しておきましょう。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- セイコマート
- デイリーヤマザキなど
また、『郵便局のネットショップ』でレターパックを購入する場合には、次の注意点があります。
- 販売単位:20部セット
- 配達:申し込みから1週間程度
- 発送方法:ゆうパック
- 送料:全国一律720円
※一梱包あたり5,000円以上の注文で送料無料
上記の通り、『郵便局のネットショップ』では、レターパック20部セットでの販売となり、送料もかかってしまいます。
そのため、「レターパックプラスを1部だけ買いたい!」といったように購入部数が少ない場合には、郵便窓口やコンビニで購入することをオススメしますよ。
レターパックプラスは集荷依頼可能
「レターパックは集荷依頼できる?」
最大4kgまで送れるレターパック。ポスト投函OKの手軽さが魅力ではありますが、ポストや郵便局が近くに無かったり、発送するレターパックが大量にある場合には、発送作業もなかなか大変ですよね。
そんな時、レターパックプラスであれば無料で集荷依頼できますよ。
- レターパックプラス:集荷可能
- レターパックライト:集荷不可
レターパックプラスの集荷は、最寄りの郵便局へ電話で依頼してくださいね。
尚、郵便局の電話番号は、『日本郵便ホームページ』で検索可能です。
レターパックを送る際にかかる送料・サイズ一覧
A4サイズ・4kgまでの荷物を全国一律料金で送れる、レターパック。物品だけでなく信書も発送でき、とても便利でお得なサービスですよね。
しかし、すでにお話している通り、レターパックには、レターパックプラス・レターパックライトと2種類あり、それぞれ送料やサイズが異なるため、少々ややこしいのが難点。
そこで、レターパックを最大限有効活用していくために、レターパックプラス・レターパックライトを送る際にかかる送料・サイズをもう一度しっかりおさらいしておきましょう。
比較項目 | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|
送料 | 全国一律510円 | 全国一律360円 |
サイズ | 34cm×24.8cm (A4ファイルサイズ) |
34cm×24.8cm (A4ファイルサイズ) |
重量 | 4kg以内 | 4kg以内 |
厚さ制限 | なし | 3cm以内 |
レターパックプラスは、全国一律510円で、厚さ制限なし。重さ4kgを超えず、さらに専用封筒の封を閉じることができれば、どんなに分厚いものでも発送可能です。
一方、レターパックライトは、全国一律360円で、厚さ最大3cmまでとされています。3cmを超えると郵便局で引き受けてもらえませんので注意しましょう。
ちなみに、レターパックは事前に上記金額(510円または360円)で封筒を購入するため、送る際に切手を貼る必要はありません。
ただし、すでにお持ちの古いレターパックを使用する場合は要注意。レターパックは2014年4月の料金改定後、レターパックプラス500円⇒510円、レターパックライト350円⇒360円へと値上げされました。
- 2014年4月にレターパック料金改定
⇒レターパックプラス:500円から510円
⇒レターパックライト:350円から360円
そのため、旧料額印面(500円または350円)のレターパックを使用する場合には、差し出し時にそれぞれ10円分の切手を貼る必要があります。
- 新料額印面(510円または360円)のレターパック:切手不要
- 旧旧料額印面(500円または350円)のレターパック:10円分の切手が必要
尚、旧料額印面(500円または350円)のレターパックは、手数料10円を支払うことで新料額印面(510円または360円)のレターパックへと交換も可能です。その際は、郵便窓口で相談してみてくださいね。
レターパックへのオプション追加は不可
「レターパックを配達日指定で送りたい!」
「レターパックを代金引換で送りたい!」
レターパックを発送する際、何らかのオプションをプラスしたい場合ってありますよね。
しかし、次の通り、レターパックプラス・レターパックライトへは原則オプションを付加することができませんので注意してください。
Q.レターパックプラスにオプションサービスを付加することはできますか?
A.あらかじめ付加されている交付記録郵便以外のオプションサービスを付加することはできません。
Q.レターパックライトにオプションサービスを付加することはできますか?
A.オプションサービスを付加することはできません。
ちなみに、レターパックプラスにあらかじめ付加されている交付記録郵便とは、レターパックプラス専用封筒(交付記録郵便用特定封筒)を使った、配達の際に受領印(またはサイン)が必要となるサービスのことです。
下記の通り、レターパックプラス料金510円は、交付記録郵便の加算料金150円がすでに含まれている金額なんですよ。
- 交付記録郵便の加算料金:150円
- 特定封筒郵便物(360円)+交付記録郵便料(150円)=レターパックプラス(510円)
尚、レターパックライト専用封筒(交付記録郵便用特定封筒以外の特定封筒)に交付記録郵便を付加することはできません。
レターパックを送る際の注意点
これまでみてきた通り、レターパックは、A4サイズ、4kgまでの荷物をお得に手軽に送れる郵送サービス。少し重めの荷物を送る際には、どんどん活用していきたいものです。
そこで最後に、レターパックを送る際の注意点を確認しておきましょう。
- 損害賠償の対象外
- 『ご依頼主様保管用シール』の剥がし忘れに注意
- 専用封筒の品名はしっかり記載
- コンビニレジでの計測・発送不可
一つずつ、簡単にご説明しますね。
損害賠償の対象外
日本郵便ホームページの『郵便物等の損害賠償制度』に記載の通り、レターパックは、万が一事故があっても損害賠償の対象となりません。そのため、大切なもの、高価なものなどを発送する際には要注意!
- レターパック:損害賠償の対象外
ちなみに、レターパックには、差し出しの際に申し出た損害要償額の範囲内で実損額を賠償してもらえる書留のオプションを付けることはできません。
大切なもの、高価なものは、下記のような書留を利用できるサービス、または最高30万円までの損害賠償制度が付帯されたゆうパックを使って発送するようにしましょう。
- 定形郵便物・定形外郵便物、郵便書簡(第一種郵便物)
- はがき(第二種郵便物)
- 雑誌等の定期刊行物(第三種郵便物)
- 学術刊行物等(第四種郵便物)
- ゆうメール
- ゆうパック
尚、レターパックでは、現金や貴金属などの貴重品、爆発物・毒劇物などの危険物も送れませんので併せて注意してくださいね。
『ご依頼主様保管用シール』の剥がし忘れに注意
レターパック専用封筒の中央より下側部分に貼ってある『ご依頼主様保管用シール』には、追跡サービスを利用する際に必須となる『追跡番号』が印字されています。そのため、『ご依頼主様保管用シール』の剥がし忘れに要注意!
出典:郵便局ネットショップホームページ
実は、レターパックプラス・レターパックライトには、受領証や利用控えなどがありません。追跡番号を確認できるのは、この『ご依頼主様保管用シール』のみなんです。
- 追跡番号を確認する手段:『ご依頼主様保管用シール』のみ
レターパックライトやレターパックプラスを郵便窓口へ差し出す場合は、局員が『ご依頼主様保管用シール』を剥がして返却してくれますが、ポストへ投函する場合には注意が必要です。
剥がすのを忘れたまま投函してしまうと、「追跡番号が分からない…。」という事態になってしまいますよ。
レターパックライト・レターパックプラスは、ポストへ投函する前に必ず『ご依頼主様保管用シール』を剥がし、配達が無事に完了するまで大切に保管しておきましょう。
専用封筒の品名はしっかり記載
レターパックを発送する際、専用封用に記載する『品名』はとても重要な項目です。
品目が記載されていない場合や内容物がはっきりと分からない場合には、レターパックを受け付けてもらえなかったり、配達が遅れてしまう場合があるため要注意!
- 専用封筒の『品目』:内容物をしっかりと記載すること
というのも、レターパックの送り先が遠方の場合などには、航空機による輸送となるため、内容物を厳しくチェックする必要があるからなんです。
レターパックの内容物が分からない場合、または内容物に下記のようなものが含まれている場合は、航空以外の輸送手段(船便・陸便)となり、配達に時間がかかってしまうのです。
- 航空法その他の法令または官公署の命令、規則もしくは要求によって輸送を禁止もしくは制限されたもの
- 航空会社において引き受けを制限しているもの
専用封筒の『品名』欄には、内容物がしっかりと確認できるよう具体的に記載するようにしましょう。
ダメな品名例 | 良い品名例 |
---|---|
×日用品 | ○衣服、食品など |
×雑貨、小物類 | ○食器、ボールペン、電子タバコ、機械式腕時計、電池入り腕時計など |
×化粧品、コスメ | ○化粧水、ハンドクリーム、口紅など |
×おもちゃ | ○ぬいぐるみ、模型、ペンライトなど |
×プレゼント | ○ゲームソフト、シャツなど |
コンビニレジでの計測・発送不可
すでにお話した通り、コンビニでレターパックの専用封筒を購入することはできますが、梱包済みのレターパックをコンビニのレジへ差し出すことはできませんので要注意!
同様に、コンビニではレターパックの計測もできません。
- レターパック:コンビニでの計測・発送は不可
レターパックの発送は、必ず郵便ポストへの投函か郵便窓口へ。レターパックのサイズや重さが不安な場合は、郵便窓口で確認してもらいましょう。レターパックプラスのみ、集荷依頼も可能ですよ。
尚、コンビニ内に設置してある郵便ポストへの投函は可能です。
レターパック送り方まとめ
レターパックの送り方はとても簡単です。郵便窓口や郵便局のネットショップ、コンビニなどで専用封筒を購入したら、荷物を入れてしっかりと封を閉じる。
後は、『ご依頼主様保管用シール』を剥がして最寄りのポストへ投函するだけ。レターパックプラスなら集荷依頼も可能ですよ。
A4サイズ・4kgまで送れるレターパックは、クリックポストやゆうパケットなど小型商品向けのサービスで送るには重すぎる荷物、かと言って、ゆうパックや宅急便などで送るには小さすぎる荷物を発送する際に最適の郵送方法です。
レターパックライトは厚さ3cmまでの制限がありますが、レターパックプラスなら封ができれば分厚いものでもOK。
レターパックを丸ごと理解して、上手にお得にスマートに使いこなしてしまいましょう!
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