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郵便料金の不足した分の受取人払い方法とは?料金受取人払いと不足分の受取人払の違い

ネットオークションで売れた商品を発送する時など、普通郵便を着払いで送り、送料を相手に払ってもらいたい場合ってありますよね。

しかし、残念ながら、日本郵政では普通郵便を着払いで送ることができません。

そんな時、インターネットなどで検索すると、『料金受取人払』と『不足料金受取人払い』という2つの郵送方法が目に留まります。

料金受取人払と不足料金受取人払い。とても似ている名前ですが、どのような違いがあり、どのように利用できるのでしょうか。

そこで、『料金受取人払』と『不足料金受取人払い』のサービス内容を徹底解説します。

この2つには決定的な違いがあるんですよ。また、これらを利用する際には、いくつか注意点もあるんです。しっかり把握して、上手に利用していきましょう。

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郵便料金の受取人払いは正式なサービス|出し方

郵便料金の不足した分の受取人払い方法とは?

料金受取人払い』と『不足料金受取人払い』の決定的な違いとは、日本郵政が提供している正式なサービスかどうかです。

日本郵政ホームページに記載の通り、『料金受取人払』は正式な郵送サービス。一方、『不足料金受取人払い』という郵送サービスは本来存在せず、郵便局が仕方なく対応している便宜上のサービスなんです。

  • 料金受取人払い:日本郵政が提供する正式なサービス
  • 不足料金受取人払い:正式なサービスではない便宜上のサービス

上記の違いを踏まえた上で、まずは、『料金受取人払』のサービス内容を確認していきましょう。

料金受取人払いのサービス内容

料金受取人払』とは、郵便物などの郵送料金を受取人が支払う郵送サービスのことです。差出人の負担が一切無いため、アンケートの返信や通信販売の注文書、出欠返信はがきなどを郵送してもらう場合に最適な方法ですよ。

  • アンケートの返信
  • 注文書
  • 出欠返信はがきなど

料金受取人払は個人で利用することも可能ですが、下記の主な利用条件をクリアすることが必須となります。

  • 事前の承認
    ⇒『料金受取人払承認請求書』と封筒、郵便はがきまたは用紙の印刷見本を添えて配達郵便局へ申請し、承認を受ける。
  • 郵便物・荷物の種類
    ⇒封筒または郵便はがきを使用する場合:郵便物・ゆうパケットのみ
    ⇒用紙を使用する場合:定形郵便物と定形外郵便物・郵便はがき・ゆうメール・心身障がい者用ゆうメール・ゆうパケットのみ
  • 配布枚数:100枚以上配布
  • 料金と手数料の支払方法:後納または配達の際の支払い
    ⇒後納の場合は所定の担保が必要
  • 差出有効期間:申請日から2年以内
  • バーコードの表示など
    ⇒郵便はがきまたは用紙に郵便局の指示する『所定のバーコード』を表示する。

さらに、料金受取払を利用する場合、郵便物1通・荷物1個につき、その郵便物・荷物の料金にプラスして、次の手数料が必要となりますよ。

  1. 料金後納かつ郵便私書箱に配達:10円
  2. 料金後納:15円
  3. 郵便私書箱に配達:15円
  4. 上記1)から3)までのもの以外:21円

料金受取人払を利用するためには、いくつかの条件があり、中でも予め郵便局の承認を受ける必要があること、さらに利用するには手数料がプラスで必要になることをしっかり押さえておきましょう。

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郵便料金が不足した分の受取人払いとは?

続いては、『不足料金受取人払い』についてご説明しますね。

すでにお話した通り、不足料金受取払とは、日本郵政が提供する正式なサービスではありません。便宜的な扱いであることを踏まえた上で、早速サービス内容を確認していきましょう。

不足料金受取人払いのサービス内容

不足料金受取人払いとは、『万が一、差し出した郵便物が料金不足の場合、不足分は受取人が支払いますので、差出人に返送せずに配達して下さい。』ということを意味します。

利用手順は次の通りです。

  1. 封筒に赤字などで『不足料金受取人払い』と明記する。
  2. 最低料金分の切手を貼ってポストへ投函する。

たった2STEPのみ。前項でご説明した『料金受取人払』のように、利用条件や手数料などは一切ありません。

上記の手順でポスト投函し、実際に料金が不足していた場合には、封筒に『郵便料金不足のお知らせ』というはがきが添付されて受取人のポストへ届けられることになります。

また、100円以上郵便料金が不足している場合は、不足分の領収書が添付された上で、受取人へ手渡しで配達されますよ。

  • 100円未満の料金不足:『郵便料金不足のお知らせ』と共にポスト投函
  • 100円以上の料金不足:領収書と共に対面配達

尚、料金不足で届いた郵便物は、不足分を支払って受け取るか、不足分を支払わずに受け取りを拒否するかを受取人が選択できます。

  • 不足料金分を支払って郵便物を受け取る
  • 不足分料金を支払わずに受け取りを拒否する

ちなみに、受け取りを拒否すると、郵便物は差出人宛てへと返送されます。ただし、差出人の住所が記載されていない場合には、郵便物が破棄されることとなってしまいますので注意しましょう。

また、郵便物を一度開封してしまうと受け取り拒否ができません。この点も併せて注意してくださいね。

  • 受け取り拒否した郵便物:差出人へ返送
    ※差出人住所の記載がない場合は破棄
    ※開封後は受け取り拒否NGのため要注意

このように、『不足料金受取人払い』とは、封筒に『不足料金受取人払い』と記載することで、郵便料金が不足していても受取人へ届き、さらに不足分を受取人に支払ってもらえる、という内容なんです。

しかし、何度もお話している通り『不足料金受取人払い』は日本郵政が提供する正式なサービスではありません。そのため、利用する際には、押さえておきたい注意点があるんですよ。

そこで、『不足料金受取人払い』の注意点を次の項でしっかり確認していきましょう。

普通郵便が届かない場合の追跡方法や対処法は『普通郵便の追跡方法を解説|届かない時の対処法や調査依頼方法を知っておこう!』の記事で詳しく解説しています。

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不足料金受取人払いの注意点

不足料金受取人払』について、日本郵政に電話で問い合わせたところ、次の回答が得られました。

本来、不足料金受取人払いというサービスは無りません。封筒に『不足料金受取人払い』と記載されていても、郵便料金が不足している場合は、原則、差出人へ返送しています。

つまり、『不足料金受取人払い』と封筒に明記しても、料金不足の郵便物は受取人へは配達されず、差し戻ってくる可能性が高いということ。

  • 郵便料金不足の郵便物:原則差出人へ返送
    ※不足料金受取人払いの記載の有無は無関係

不足料金受取人払い』はそもそも存在しないサービスです。受取人へ届かず差し戻ってくる可能性が高いことをしっかりと押さえておきましょう。

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郵便料金が不足している場合に返送されるときと不足分を受取人払いになるときに分かれるのはなぜ?

本来、不足料金受取人払いというサービスは無りません。封筒に『不足料金受取人払い』と記載されていても、郵便料金が不足している場合は、原則、差出人へ返送しています。

前項でもお話した通り、上記は『不足料金受取人払い』について日本郵政へ問い合わせた際に得られた回答です。

ところで、『原則、差出人へ返送しています。』この一文、気になりませんか。

郵便料金が不足していると、原則差出人へ返送となりますが、場合によっては、受取人の元へ配達され、不足分が受取人に請求されることもある、ということですよね。

なぜ、郵便料金が不足している場合に差し戻されるケースと、受取人の元へ届いて不足分が受取人払いとなるケースがあるのか、この疑問をここでスッキリ解決していきましょう。

料金不足の場合の郵便局での対応

日本郵政ホームページ『手紙にまつわるQ&A』に、料金不足の手紙について次の記載があります。

Q3. 料金不足の手紙はどうなるの?

A.料金不足の郵便物の場合下記の方法がとられます。

受取人に届く前に差出人に返送される
受取人に届いて不足分を支払う
受取人が不在だったり、支払いを拒否したりすると差出人に返送される返送される

返送されると肝心の用件が伝わらないことになりますし、受取人に不足料金を払わせるのは少額とはいえ失礼にあたることでしょう。

特に慣れない速達や定型外の手紙を出す場合は、事業所の郵便窓口へお持ちいただくのが確実です。

出典:日本郵政ホームページ/手紙にまつわるQ&A

やはり、料金不足の郵便物は、差出人へ返送される場合と、受取人の元へ配達される場合があるとホームページ上でも明記されています。

実のところ、これには、郵便物に差出人の住所・氏名が記載されているか、差出人がどこのポストで郵便物を投函したか、さらに、郵便局側で料金が不足していることをどの段階で発見したか、の主に3点がポイントとなっているんですよ。

  • 差出人住所・氏名の記載の有無
  • 差出人が郵便物を投函したポストの場所
  • 郵便局が料金不足を発見したタイミング

どういうことなのか、詳しくみていきましょう。

差出人住所・氏名の記載の有無

まず、料金が不足した郵便物に差出人の住所・氏名が記載されていれば、原則差出人へ返送されます。反対に、差出人の住所・氏名の記載がない場合は、受取人の元へ配達され、不足分は受取人が支払うこととなります。

  • 差出人の住所・氏名の記載あり:差出人へ返送
  • 差出人の住所・氏名の記載なし:受取人へ配達・不足分の請求

受取人の元へ届いた場合には、もちろん受け取り拒否することも可能ですよ。

差出人が郵便物を投函したポストの場所

差出人の住所・氏名がしっかり封筒に記載されていても、差出人の住所と実際に郵便物を投函したポストの集配管轄エリアが異なる場合には、受取人の元へ配達され、不足分は受取人が支払うこととなります。

  • 差出人の住所と投函したポストの集配管轄エリアが異なる:受取人へ配達・不足分の請求

例えば、住所が東京都調布市で、料金不足の郵便物を投函したのが勤務先の東京都三鷹市だった場合について考えてみましょう。住所(調布市)と投函ポスト(三鷹市)の集配管轄エリアが異なっていますよね。

この場合、差出人には返送されず、受取人の元へ配達されることになります。

  • 住所:調布市
  • 投函ポストの場所:三鷹市
    ⇒受取人へ配達される。

この場合も、受取人は受け取り拒否することができますよ。

郵便局が料金不足を発見したタイミング

ポストから集配局に届いたはがきや手紙といった普通郵便は、基本的に機械処理されるため、料金不足まで読み取れない場合があります。

そのため、郵便物の料金が不足していることが配達局で発見された場合、その郵便物は受取人の元へ配達され、不足分は受取人が支払うこととなります。

また、日本郵政に電話で確認したところ、『速達』など急ぎの郵便物となっている場合、料金不足であることが集配局で発見されても、速達を優先して受取人の元へ配達しているとのことです。

  • 料金不足の郵便物を配達局で発見:受取人へ配達・不足分の請求
  • 料金不足でも速達となっている郵便物:受取人へ配達・不足分の請求

もちろんこの場合も、受取人は受け取り拒否することができますよ。

相手に迷惑がかからないように切手代は必ず確認しておきましょう!封筒のサイズや重さにかかる切手代については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

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受取人払いにしたい時に利用したい着払いサービス

これまでみてきた通り、『料金受取人払』は、郵便料金を受取人払いにできる日本郵政の正式なサービスですが、事前に承認が必要だったり色々と利用条件があったりと、少々敷居の高いサービスですよね。

一方、『不足料金受取人払い』は、簡単に利用できますが、日本郵政の正式なサービスではないため、差出人に返送される可能性が高く、少々リスクのあるサービスと言えます。

気軽に利用して、郵便料金を確実に受取人払いとしたい場合には、どちらもベストな方法とは言い難いもの。

そこで最後に、受取人払いにしたい時、ぜひ利用してほしい着払いサービスについて詳しくご説明しますね。

着払い可能な郵送サービス

日本郵政ホームページ『よくあるご質問・お問い合わせ』では、着払いについて次のように記載されています。

Q.着払とできる郵便物・荷物はどんなものがありますか?

A.ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメールが着払とすることが可能です。
郵便物は着払とすることができません。

出典:日本郵政ホームページ/よくあるご質問・お問い合わせ

上記の通り、着払い可能な郵送サービスは、ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの3つ。

つまり、料金を受取人払いとしたい場合、サイズや重さなどの条件が当てはまれば、上記3つのサービスに着払いのオプションを付けて送ることになります。

尚、『着払い』を利用すると、送料にプラスして着払い手数料がかかります。

  • 着払い:送料+着払い手数料

トラブル防止のため、着払いを利用する際には、受取人の方に手数料がプラスでかかる旨を伝え、予め了承を得ておくようにしておきましょう。

それでは、早速ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールのサービス内容を簡単にご説明しますね。

ゆうパック

ゆうパック』は、大きめの荷物を送る際に便利な郵送サービスです。利用可能な荷物のサイズと重さは、長辺・短辺・厚さの合計が170cm以内、25kg以内のもの。

日本郵政ホームページ』に記載の通り、送料は、差出地と宛て先、荷物の重さによって変わります。

  • サイズ:長辺・短辺・厚さの合計が170cm以内
  • 重さ:25kg以内
  • ゆうパックの送料:差出地・宛て先・荷物の重さによる

ゆうパックを着払いで送る方法は、最寄りの郵便局や日本郵政と提携している『コンビニ』で着払い専用ラベルを受け取り、通常通り発送するだけです。

  • 着払い方法:着払い専用ラベルを貼って送る
    ※着払い専用ラベルは、全国の郵便局・ゆうパックを取り扱っているコンビニで入手可能。

尚、日本郵政ホームページ『ゆうパック着払手数料の無料化等の実施』に記載の通り、ゆうパックを着払いで送る際の手数料はかかりません。

  • ゆうパックの着払い手数料:無料

大きめの荷物を着払いで送りたい場合は、ぜひゆうパックを活用してくださいね。

ゆうパケット

ゆうパケット』は、厚みの少ない小さな荷物を手軽に送りたい場合にぴったりの郵送サービスです。利用可能な荷物のサイズと重さは、長辺34cm以内、厚さ3cm以内で、長辺・短辺・厚さの合計が60cm以内、さらに1kg以内のもの。

  • サイズ:長辺・短辺・厚さの合計が60cm以内(長辺34cm以内、厚さ3cm以内)
  • 重さ:1kg以内

送料は、荷物の厚さに応じて次の3段階に設定されています。

  • 厚さ1cm以内:250円
  • 厚さ2cm以内:300円
  • 厚さ3cm以内:350円

ゆうパケットには、ゆうパックのように着払い専用ラベルはありません。そのため、ゆうパケットを着払いで送りたい場合は、ゆうパケット専用宛て名ラベルを貼った荷物を郵便窓口へ差し出し、着払いで送りたい旨を伝えるだけでOKです。

  • 着払い方法:着払いで送りたい旨を郵便窓口で伝える

尚、ゆうパケットを着払いで送る際の手数料は21円です。

例えば、厚さ2cmのゆうパケットを着払いで送る場合にかかる送料は、基本の送料(300円)に手数料(21円)がプラスされるので、321円となりますよ。

  • ゆうパケットの着払い手数料:21円
  • 厚さ2cmのゆうパケットを着払いで送る場合の送料:321円
    ⇒基本の送料(300円)+手数料(21円)

小さめの荷物を着払いで送りたい場合には、ぜひゆうパケットを活用してくださいね。

ゆうパケットの送り方は『【ゆうパケットの送り方】正しい出し方や送料を知っておこう!』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

ゆうメール

ゆうメール』は、冊子とした印刷物やCD・DVDなどを安価に送り届けたい場合に便利な郵送サービスです。利用可能な荷物のサイズと重さは、長辺34cm以内、短辺25cm以内、高さ3cm以内で、1kg以内のもの。

  • サイズ:長辺34cm以内・短辺25cm以内・高さ3cm以内
  • 重さ:1kg以内

送料は、荷物の重さによって次の通り設定されています。

  • ~150g:180円
  • ~250g:215円
  • ~500g:300円
  • ~1kg:350円

ゆうメールを着払いで送りたい場合は、郵便窓口へゆうメールを差し出し、着払いで送りたい旨を伝えるだけです。

  • 着払い方法:着払いで送りたい旨を郵便窓口で伝える

尚、ゆうメールを着払いで送る際の手数料は21円です。

例えば、重さ500gのゆうメールを着払いで送る場合にかかる送料は、基本の送料(300円)に手数料(21円)がプラスされるので、321円となりますよ。

  • ゆうメールの着払い手数料:21円
  • 重さ500gのゆうメールを着払いで送る場合の送料:321円
    ⇒基本の送料(300円)+手数料(21円)

冊子とした印刷物やCD・DVDなどを着払いで送りたい場合には、ぜひゆうメールを活用しましょう。

普通郵便がどの程度で配達されるかについては『普通郵便は土日祝日でも配達される?土日祝日でも配達されるサービスとは?』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

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まとめ

普通郵便の送料を受取人に負担してもらいたい場合の郵送方法、『料金受取人払』と『不足料金受取人払い』。この2つには大きな違いがありますよ。

まず、『料金受取人払』は、日本郵政が提供する正式なサービスで、確実に受取人払いとすることが可能です。しかし、利用するためには、事前の承認や様々な利用条件をクリアすることが必須。

一方、『不足料金受取人払い』は、封筒に赤字で『不足料金受取人払い』と記載するだけで手軽に利用することが可能です。しかし、日本郵政の正式なサービスではないため、多くの場合、差出人に返送されてしまいます。

料金受取人払』や『不足料金受取人払い』は、2つの違いと注意点をしっかり把握してから利用するようにしましょう。

また、送料を確実に受取人払いとしたい場合には、着払いを利用することもオススメですよ。ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの3つの郵送サービスなら、着払いのオプションを付けて発送できます。

着払いなら、『料金受取人払』のように事前の手続きも一切不要なので、とても手軽に利用できますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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